ここでは、Funded7におけるトレードルールについて解説します。
まず、Funded7には合計で4つのルールがあります。
- ルール1(ペイアウト関連ルール)
- ルール2(ギャンブル対策ルール)
- ルール3(スキャルピングルール)
- ルール4(禁止行為ルール)
特に、皆さんがFunded7をチャレンジする上で気にするべきルールは、ルール1とルール2です。
ここでは、それぞれのルールについてわかりやすく解説していきます。
ルール1(ペイアウト関連ルール)
このルールはわかりやすくいえば、「まぐれ勝ちではなく、本当に実力で勝っているか証明してね」というルールです。
詳細なルールの解説に入る前に、Funded7では「取引サイズ=想定元本」であることを理解しておく必要があります。
想定元本について公式では以下のように書かれています。
想定元本(Notional Value)とは?
このルールは、単なる「ロット数」ではなく、全銘柄の価値を統一して評価する「想定元本(Notional Value)」を用いて計算されます。
これは
ということです。
よりイメージを掴んでいただくために、ここでは日常的な例を挙げます。
今、目の前にみかん1個とメロン1個があります。
これらを比較する際に、「どっちも1個に変わりはないから、どっちも同じ価値でしょ?」とはなりません。
同じ「フルーツ1個」でも、みかん1個とメロン1個では価値が違います。ちゃんと比較するためには、みかんとメロンの1個あたりの値段を調べて、その価格で比較しなきゃ意味ありません。
それと全く同じ理論です。
「ドル円1ロット」と「ゴールド1ロット」は同じ「1ロット」であっても「想定元本=価値」が全く違うということです。
Funded7の公式にて、以下の早見表が掲載されているので、引用します。
| 分類 | 代表銘柄 | コントラクトサイズ(1ロット) | 想定元本の計算式 | 現在の想定元本(1ロット) |
| ドルストレート | EUR/USD | 100,000 | 100,000ドル 固定 | $100,000 |
| クロス円 | USD/JPY | 100,000 | 100,000ドル 固定 | $100,000 |
| ゴールド | XAU/USD | 100 | 現在価格 × 100 | $480,000 (現在価格$4800の場合) |
| シルバー | XAG/USD | 5,000 | 現在価格 × 5,000 | $400,000 (現在価格$80の場合) |
| 仮想通貨 | BTC/USD | 1 | 現在価格 × 1 | $100,000 (現在価格$100kの場合) |
では、想定元本の理解ができたところで、ルール1の解説に移っていきます。
ルール1には主に2つのポイントがあります。
【ルール1A】いつものペースを乱さない(取引サイズの一貫性)
公式にはこう書かれています。
最終的な許容上限の決定
システムは、下記2つの計算結果を比較し、より小さい(厳しい)方の数値をあなたの現在の「許容上限」として採用します。
許容上限 = MIN(メジアン基準 , IQR基準)
この部分ですが、こう考えましょう。
ここで、「メジアン」と「IQR」という言葉が出てきました。
① メジアン基準(中央値による判定)
対象データ: 並べ替えたリストのちょうど中央にくる「想定元本」
計算式: 中央値(Median)× 2.5
8 4 1 2 6 12 10 9 14 5
という数列があったとします。これを左から小さい順に並び替えてみましょう。
1 2 4 5 6 8 9 10 12 14
この時「ちょうど真ん中の数字」は「6」と「8」の間にある「7」ですよね。実際にデータの中にない数字であっても中央値(メジアン)となります。
今回の中央値(メジアン)でも、あなたの過去のトレードの「取引サイズ=想定元本」を小さい順に一列に並べた時に、「ちょうど真ん中に来る取引サイズ(想定元本)の数値」のことです。
その中央値の数に、2.5をかけた数字が「中央値(メジアン)基準」における取引サイズ(想定元本)の限度値です。
もし、中央値(メジアン)が$10,000だった場合、中央値(メジアン)基準での取引サイズの限度値は$25,000となります。
② IQR基準(IQR基準:外れ値の判定)
対象データ:
第3四分位数(Q3): 並べ替えたリストの下から75%の位置にある想定元本(上位25%ライン)。
IQR(四分位範囲): 「第3四分位数(Q3)」と「第1四分位数(Q1:下から25%ライン)」の差。
計算式: Q3 + (1.5 × IQR)
1 2 4 5 6 8 9 10 12 14
先ほどと同じ数列です。
Q1とは下位25%つまり、10個のデータがあったときの「下から2番目」と「下から3番目」の間の数字です。
つまり「2」と「4」の間の「3」
Q3とは上位25%つまり、10個のデータがあったときの「上から2番目」と「上から3番目」の間の数字です。
つまり「12」と「10」の間の「11」
じゃあIQRは何かといえば、Q3とQ1の差なので「11」-「3」で「8」
ここでやっていることは、学校の試験で置き換えると「あまりにも成績が悪い子」と「とてつもなく成績が良い子」のデータを省いて、「一般的な成績の子」の点数幅をみるみたいなことです。
今回のIQRでも、同じように数字を並べた時に、極端な取引サイズ(想定元本)を除いた「真ん中付近のよくやる50%のトレードが、どれくらいの幅(ばらつき)に収まっているか」を示す数値です。
ここで重要なのは、IQRはあくまで「幅」に過ぎないということです。
トレードデータの中の「上位25%の取引サイズ(Q3)」に「ばらつきの幅(IQR)の1.5倍」を足す、つまり 【計算式:Q3 + (1.5 × IQR)】 を計算して初めて、
「これ以上はいつものサイズから外れた異常値だよ」
という上限の想定元本(IQR基準)として参照できるようになります。

【例】 過去50回のトレードの大半が EUR/USDの 1.0ロットだったとします。
- メジアン(真ん中の数値): $100,000
- Q3(上位25%のライン): $110,000
- IQR(ばらつきの幅): $20,000
この場合、2つの基準はこう計算されます。
- メジアン基準: 100,000×2.5=250,000
- IQR基準: $110,000 + (1.5 × 20,000)=140,000
Funded7ではより厳しい方(小さい方)が採用されるため、あなたの許容上限は「$140,000」となります。
もしここで、「同じ1.0ロットだから」といって単価の高いゴールド(想定元本:230,000)を取引してしまうと、上限の140,000を大きく超えているため「一貫性のないギャンブル」と判定されてしまいます。
例えば、1.0ロットを打つトレードがあるなら、0.1ロットなどが履歴に含まれているとブレているとみなされるので、最低でも0.8〜1.2ロットといった具合に、ある程度のレンジ幅を持たせようねって感じです。
【ルール1C】ホームランの後はヒットを打つ(QCルール)
公式にはこう書かれています。
基準:QCスコア ≧ 0.90
これは「たまたまの利益」ではないことを証明するスコアです。 あなたの「最大の利益を出したトレード(またはクラスター)」に対し、「2番目と3番目に良かったトレード」がどれだけ続いているかを測定します。
計算式:QC = (2番目の利益 + 3番目の利益) ÷ 最大の利益
この部分ですが、こう考えましょう。
たまたま1回のトレードで大金(ホームラン)を稼いだとします。そのままではすぐに出金できないため、実力であることを証明するためにもう少し利益(ヒット2本)を出してね、という基準です。
ルール1総括:難しいけど違反ルールではないので気にするな
ルール1に関しては、深く理解しようとすればするほど、難しく感じてしまうかもしれません。
ただ、深刻に考えすぎる必要はありません。
があります。
また、一度ペイアウトを完了させてしまえば、このデータはリセットされます。
特にルール1を考えずに運用したい場合は、こう考えましょう。
より詳細な計算式や一貫性の基準については、必ず以下の公式ページをご確認ください。
ルール2(ギャンブル対策ルール)
このルールはわかりやすくいえば、1トレードあたりで取れるリスクについて定めたものです。
| ティア | フラットリスク上限 (合計) | FX レバレッジ | 指数・貴金属 | 仮想通貨 | ストップロス(SL) |
|---|---|---|---|---|---|
| ゴールドプロ&チャレンジ | 3.0% | 1:50 | 1:10 | 1:3 | 任意 |
| シルバープロ | 2.0% | 1:30 | 1:5 | 1:2 | 必須 |
| ブロンズプロ | 1.0% | 1:20 | 1:5 | 1:2 | 必須 |
Funded7ではチャレンジフェーズでは合計3%のリスクを取ることができます。
また、チャレンジフェーズクリア時の成績によって、「ゴールドプロ」「シルバープロ」「ブロンズプロ」のいずれかのプロ口座を与えられます。
無違反でチャレンジクリアすれば、「ゴールドプロ」、ルール1が未達でチャレンジクリアした場合(つまり爆益のあと、2本のヒットが打てなかった場合)は「シルバープロ」、ルール2違反してチャレンジクリアした場合(3%以上のリスクをとったトレードがある場合)は「ブロンズプロ」となります。
【ルール2A 2B】リスクを取りすぎない(ATRリスクとSLの徹底)
公式にはこう書かれています。
後付けSLの扱い: 注文後にSLを設定しても、システム上のリスク判定は「ATRリスク」のまま固定され、決済まで変更されません。
SLの変更: SLを移動させることは可能ですが、そのトレードにおける「最大の損失設定(最も広いリスク)」がティア上限の判定基準として採用されます。
この部分ですが、こう考えましょう。
SL未設置の状態でポジションを持った場合、日足ATR(14)という指標を用いたリスク測定(ルール2B:ATR基準)が採用されます。
ルール2B(ATR基準)はデイトレーダーにとっては厳しい基準でなので、そこまでリスクをとっていないと思っていても、計算上はかなり大きなリスクをとっていると判定されてしまいます。
なので、SLを必ずエントリーのタイミングで設置してください。
あとは、どの制限口座(シルバーの2%やブロンズの1%など)に入ったとしても対応できるように、また、仮にSLの設置ミスがあった場合でも対応できるように、常に1%以内のリスク管理を心がける点が重要です。
【ルール2C 2D】銘柄の相関を意識しよう(バケットルール)
保有するポジションは、常に以下の3つの視点でリスク上限(%)以内に収まっている必要があります。
単一ポジション制限: いかなる1つのトレードも、リスク上限を超えてはなりません。
バケット制限 (ルール2C): 相関性の高いグループ(バケット)内でのリスク合計も、上限を超えてはなりません。
ポートフォリオ制限 (ルール2D): 全オープンポジションのリスク合計も、上限を超えてはなりません。
ユーロドルとドル円のように「似た動きをする通貨」を同時に買うと、それぞれは小さなリスクでも相関ペアの合計として合算され、リスク上限をオーバーすることがあります。
通貨ペアの相関については、公式のFAQで明記されていますので、そちらを参照しましょう。
👉OREFルール2C 2D:銘柄の相関グループの詳細はこちら
ルール2:ポジションリスクの総括
以上がルール2リスクを取りすぎた場合、そのトレードの利益は取り消されますが、即退場にはなりません。少し制限の厳しい口座(シルバーやブロンズ)で、リスク管理を学び直すチャンスが与えられます。
ルール3(スキャルピングルール)
公式にはこう書かれています。
【重要】判定トリガー あなたの全取引のうち、以下の割合を超えた場合に「執行基準違反」となります。
30秒未満で決済された取引の「割合」が 3% を超えた場合
15秒未満で決済された取引の「割合」が 2% を超えた場合
Funded7ではスキャルピング自体は自由に許可されていますが、価格のわずかなズレやシステムのエラーだけを狙ったような超高速売買を防ぐため、15秒や30秒未満で決済を繰り返すような取引は制限の対象になります。
ルール4(禁止行為ルール)
公式には禁止行為として、以下のことが列挙されています。
禁止行為1:マーチンゲール手法
禁止行為2:システム・インフラの悪用
禁止行為3:第三者利用と集団取引(コピートレード)
この部分ですが、こう考えましょう。
これはプロップファームというサービスを利用する側として、弁えておかなければならない常識として考えましょう。
第三者が提供したコピートレードツールで簡単に勝つトレーダーを、プロップファームは望みません。
当然、ギャンブルトレードを行うようなトレーダーも、プロップファームは望みません。
プロップファームとトレーダーは、業務委託関係で繋がっており、言ってしまえば「ビジネスパートナー」であり「仲間」です。
自分の力でトレードの実力を証明してこそ、プロップファームで継続的にペイアウトを受け取る資格が生まれます。ここを勘違いしてはいけません。
Funded7ではEAの使用は禁止されていませんが、コピートレードを疑われるような設計の場合は、注意が必要です。
もし少しでも、「ルール4:禁止事項に抵触するツールかも」と感じる場合は、公式のカスタマーサポートに問い合わせを入れるようにしましょう。
Funded7ルール総括
以上がFunded7のトレードルールです。
Funded7ではすごく詳細にルールを定めていますが、裏を返せば「ルールを完全に明かしている」ということができます。
昨今の「ルールの透明性」を求める日本市場に対して、ここまで的確にアジャストしているのはFunded7だけではないでしょうか。
透明性が高い反面、複雑に見えてしまうルールに関しては、「ルールのギリギリを攻める」のではなく、「ルールの安全圏を通る」ことで、基本的に考えなくて良くなります。
Funded7でトレードする際は、以下の安全圏を頭に入れておきましょう。